皆様、こんにちは。この度、ふたりのフランツ第4回を開催する運びとなりましたので、ご案内させていただきます。
本公演は、2018年にスタートした、ふたりのフランツ(フランツ・シューベルト、フランツ・リスト)に焦点を当てたクラシックコンサート公演シリーズの、第4回目です。今回は、「文学とふたりのフランツ」と題し、ふたりのフランツが、文学からインスピレーションを得て作曲した名曲を取り上げます。
歌曲王シューベルトは、ゲーテをはじめとした多くの詩人の詩に曲を書きました。詩の内容と歌、そしてピアノ が見事に一致し、それぞれが分かちがたく結びついているドイツ・リートの草分け、それがシューベルトです。 「愛と死」「自然」「祈り」「さすらい」シューベルトの歌曲がテーマとしたものです。本公演では、彼の人生や時代背景を辿りながら、その作品を味わい、シューベルトがどのような想いでこうしたテーマと向き合っていたのか、想像を巡らせてみたいと思います。
一方のリストも、文学から創作のインスピレーションを得ています。地獄・煉獄・天国を巡るダンテの神曲から着想を得たのが「ダンテを読んで」。私にとっては、大学の卒業試験で弾いた、思い入れの深い曲です。シューベルトがミクロ的(人間の心の奥深く)な音楽とすれば、リストのそれはマクロ的(人と人との関係を描く)とでも言えばよいのでしょうか。豪快さ、ダイナミックさも、大きな魅力となっています。白一点、若手実力派ピアニストの東さんが弾いてくださいます。 私は、長年共に共演を重ねてきた素晴らしいソプラノ 小木曽さん、津村さんと共に、魔王、アヴェマリアなどシ ューベルト歌曲の中でも1,2を争う人気曲を演奏します。そして、ふたりのフランツでお馴染み、知的でチャーミングなピアニスト藤本さんは、シューベルトが亡くなる直前に遺した作品「岩の上の羊飼い」を、クラリネットの鈴木さん、ソプラノの金子さんという豪華な顔ぶれでお届けします。
ふたりのフランツが初めての方も、常連の方も、ぜひ足をお運びいただきたく思います。オンライン開催となった第2回を除く第1回、第3回は、お陰様で満員御礼。そこで、これまで小さなサロンで開催しておりましたが、今回は広々としためぐろパーシモンホール小ホールで、夕方・夜の2回公演となっております。広々とした空間で、夏の午後、ゆったりとした時間をお過ごしいただければ幸いです。 皆様のご来場を、心からお待ちしております。
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