こんにちは。
おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。
今日は配信中のメルマガ「年収が10倍になる!音楽家の仕事術」より、
一部の記事をこのブログでご紹介したいと思います。
音楽家が音楽以外の業種について知ることは、実はとても参考になるものです。
音楽家のしごと塾では、
読む異業種交流会「デキる音楽家の異業種に学ぶシリーズ」※を、メルマガのなかで発刊しています。
今日はその中のひとつ
「デキる音楽家は東京のたこ焼き屋に学ぶ!?」の巻をご紹介。
以下、どうぞお楽しみください!
※7月6日(月)、第3弾となる異業種に学ぶシリーズを配信予定!
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◇たこ焼き屋に学ぶ!◇
最近、うちの近くの商店街に、たこ焼き屋ができました。
(ちなみにうちは東京都23区内にあります。)
私は両親が大阪出身ということもあり、
たこ焼きには、他の都民よりはなじみがあると自負しております(笑)
そんな私ですが、
美味しそうなので買ってみました。
「うまい!」
いい店が近くにできたものだと、嬉しくなりました。
ところが…
そのお店、いつ行っても客は私ひとり。
人気…ないのだろうか?
味も良い。
立地もまあまあ悪くない。
それなのになぜ?
■文化の壁
色々考えて思い当たった理由。
それは、
「ここが東京だ」
ということでした。
つまり東京には、
大阪のように、帰りにたこ焼きを買って帰る文化が、それほど根付いていないのです。
このお店が仮に大阪にあったなら、
ライバルが多いという別の課題はあったにせよ、
客の反応は違っていた可能性が大きいのではないでしょうか。
■日本にクラシック音楽は根付いているか?
自分のコンサートに来てくれるお客さんが少ない。
音楽教室に生徒が集まらない。
その理由は、
自分のコンサートや教室の問題だけではないという可能性を、このたこ焼き屋の例は教えてくれます。
残念ながらクラシック音楽は現在、
日本人の生活に根付いているとは言い難い状況です。
一部の熱心なクラシックファンを除けば、
クラシック音楽は学校で習うもの
クラシックのコンサートは敷居が高いもの
というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
それならばクラシックの音楽家は、コンサートの集客や教室の生徒募集といった努力と同時に、
そもそも!
クラシックを聴いたり弾いたりしてみたいという人を、増やす努力も必要なのではないでしょうか。
クラシック音楽の普及活動です。
■オタフクソースが実践している○○
実は同様のことを、
「オタフクソース」という会社が行っているのをご存知でしょうか?
お好み焼きにかけるアレです。
この会社は、
自社の主力商品であるお好み焼き用ソースを買ってもらうため、
「お好み焼文化の普及」
に力を入れています。
具体的には、
「お好み焼き団らん号」という専用車で福祉施設等を訪問し、お好み焼きの美味しさを伝えたり、
ミュージアムのような「お好み焼き館」を創設し、料理教室等を通して、
お好み焼きの栄養価や手軽さ、楽しさなど、その素晴らしさを広く伝える取組をしています。
このように、お好み焼文化を普及することで、ソースを買ってくれる人を増やそうというのです。
■クラシック音楽の普及活動
オタフクソースと同じように、
音楽家が観客や生徒を増やすためには、
クラシック音楽の普及活動を行うことが大事ではないでしょうか。
実際、
多くの音楽家は、すでにそのような活動を行っています。
ワンコインコンサートや、病院・学校等への訪問コンサートなど。
私もこうした場での演奏経験があります。
ただ、これらの場では、
どうしても初心者にもわかりやすい、いわゆる「名曲」を弾くことが多くなります。
表現者としては、
いささか物足りなさを感じる面もあるかも…
だからといってそれをおざなりにしては、回りまわって、
自分のコンサートに来てくれるお客さんが少ない…
音楽教室に生徒が集まらない…
と悩むことになりかねません。
音楽家が一致団結してクラシック音楽普及に力をいれれば、
音楽家の社会での活躍の場は、今よりもっと広がりをみせることでしょう。
音楽家のみなさん!
クラシック音楽普及に、今こそ積極的に取り組んでみませんか?
今日は「デキる音楽家は東京のたこ焼き屋に学ぶ!?」というお話でした。
それではまた!
今日も素敵な音楽を奏でましょう♪
(本稿は、メルマガ「年収が10倍になる!音楽家の仕事塾」vol.9、2015.2.16 配信の記事です。)
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