こんにちは。おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。
先日の日曜日、音楽家のしごと塾主催公演「品川deクラシック!」が無事終了しました。
お出掛け下さった皆様、ありがとうございました。
コンサートが終了してからのこの1週間は、録音を聴いて演奏チェックをしたり、
お礼状を書いたり、次の演奏会でやりたいことを考えたりして、
比較的過静かに過ごしておりました(#^.^#)
口癖のようになった「お母さん、練習する?」(実は練習の間好きな鉄道チャンネルが観られるのが目当て)という息子のことばにも、
「今日はしないよ~。」と困惑顔の息子を前に(笑)のんびり答えたりして・・・
さて今日は、開催報告と今後の抱負を兼ね、
今回のコンサートでいくつか印象に残ったことを綴らせていただきたいと思います。
1 共演者達
お越しいただいた方の何人かに「面白いコンサートだった!」とおっしゃっていただきました。
それは今回、楽器やジャンルを超えて集まってくれた魅力的な共演者達のおかげだったのではと思います。
歌にバレエにヴァイオリン。私一人では実現できない楽しいプログラムとなりました。
でもここだけの話、合わせではユニークなことがいろいろありましたよ(^_^;)
例えば、最初自宅でヴァイオリンと合わせをしようとしたら、防音室がピアノ一台がギリギリ入る大きさだったため弓が思い切り振れず、お互い縮こまるように演奏したり・・・(その後スタジオを借りることにしました)
歌の彩子ちゃんと私にはお互い小さな子どもがいて、合わせの間下の階から聞こえるドッタンバッタンという怪しい音が(笑)。滑り台から飛び降りる元気な子供たちをお互いの父親が汗だくで面倒をみてくれていたり・・・
共演者、そして支えてくれた家族にも感謝感謝です。
2 ベートーヴェン
今回色々な曲を演奏しましたが、その中で特に、私のなかで得るものが多かったのは、
ベートーヴェンのスプリングソナタでした。
YOU TUBE動画で色々な演奏者のパフォーマンスを見て研究していると、
「なぜこんなに酔っぱらったような演奏をするのだろう?」という有名奏者の演奏に出会いました。
不思議に思い、楽譜を見ながらその演奏を何度もきいていると、
当初酔っぱらったように感じたのは、
細かく記譜されたアーティキュレーション、フレーズにとても忠実なことから生じるゆらぎであって、
彼らはフィーリングで好きなようにやっているのではなく、
むしろ楽譜に忠実なのだと気付いたのは、私としてはひとつの収穫でした。
それからは私も、譜面に書かれているスラーや強弱(フォルテピアノ)により敏感になりました。
そしてコンサート後、当日の演奏を改めて客観的に聴いて思ったのは、
「さすが!ベートーヴェン!!」ということ。
記譜されたそれらが曲に面白みを与えていて、本当によく考えられているのだなあと、楽聖を前に頭を垂れるしかありませんでした。
3 子供たち
今回は小学生くらいの子どもたちも何人か聴きにきてくださいました。
ドレスを眺める女子のまなざし、私もそうだったなあと懐かしく思いました(#^.^#)
はにかみながら「ピアノが上手だった」と声をかけてくれた子もいて、
そのかわいらしさに目がハート!!
来場していた私の知人が言うには、「子供たちの目がキラキラしていた」と。
キラキラした目が物語る彼・彼女らの活き活きした感受性に及ぶものはないでしょう。
これから、子ども向けコンサートも企画していきたいなと感じた瞬間でした。
おわりに
力不足ではございますが、これからも魅力ある音楽をお届けできるよう、
勉強を続けていきたいと思っています。今後も応援していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(コンサートより。アレンジが面白いめえめえ児山羊↓)