こんにちは。おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。
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今日はそのなかから、特に反響が大きかった記事をご紹介したいと思います。
テーマは、
「音楽家に経営のおべんきょうは必要!?」
です。どうぞお楽しみください♪
◇音楽家に経営のおべんきょうは必要!?◇(2017年10月26日配信)
今日はある「昔話」から始めたいと思います。
しばしお付き合いください。
昔々あるところに、
雪山で遭難したチームがおりました。
「今すぐ下山すべきだ!」
「吹雪が収まるまでテントに残るべきだ!」
チームが揉めているとき、
リーダーのポケットからポロッと出てきたのは・・・
地図
「地図に頼れば大丈夫かもしれない」
チームは下山を決め、
無事生き延びることができました。
しかし・・・
あとで地図を見てみたら、
全く違う山の地図だったとさ!!
おしまい
■昔話から読み取れるのは
経営学には、
「センス・メイキング」という、
気づきの方法論ともいえる概念があるのですが、
その解説によく使われる話です。
あなたはこの話を、
どのように解釈されますか?
解釈1 地図は不要、実行が第一!
解釈2 地図は行動を起こすきっかけに必要!
解釈3 生き延びたのは運が良かったから。正確な地図が必要で、この行動は軽率だった。
色々な見方があるでしょう。
経営学をテーマにしたメルマガなので、
地図を(経営)戦略に置き換えてみますと、
解釈1 戦略不要で実行あるのみ!(やってみなはれ!)
解釈2 ちゃんと経営の事を勉強して、戦略は意識しないとね!
解釈3 緻密に経営戦略を構築しておかないと事業をしても失敗するぞ!
■音楽家に経営のおべんきょうは必要!?
最近は音楽教室経営の手法といった、
音楽家向けのビジネス本の出版も多く、
経営分野に勉強熱心な音楽家が増えているように思います。
以前このメルマガでもお伝えした音楽家の個人事業主化や、
世界経済不安や女性の活躍といった、
社会経済状況の変化が影響しているのでしょう。
一方で、
「本当に勉強すればうまくいくの?」
という疑問をお持ちの方も、
多数いらっしゃるのではないでしょうか。
サクセスストーリーの解釈に、
人それぞれ違いがあるように、
経営についても考え方は人それぞれ。
実際のところ、
どうなのでしょうか。
■計算と気合い
経営学の学者たちの多くは、
ビジネス=サイエンス・アート
つまり、「論理で説明できる部分とそうでない部分がある」
という考え方をしています。
私の愛読書でもある素晴らしい戦略本「シチュエーショナル・ストラテジー」の著者、
池上 重輔氏も同著のなかで、
「考え尽くして手を尽くした上で、気合がきいてくる」
と書いています。(同著P2)
同じことを、
大阪ユニバーサルスタジオを飛躍させた名マーケターが言っていました。
「数字に熱を込めろ!」
このマーケター曰く、
突き詰められるところまで緻密な計算をした上で、
最後はいかに熱を込められるか(=気合い)だと。
これらのことから私は、
多数の音楽家が経営について熱心に勉強していることは、
(それによって必ず成功するというわけではないとしても、)
とても重要で、
役に立つことだということを信じてやみません。
■おわりに
音楽活動をしながらMBAをとった自分の経験から思うこと。
それは、
勉強することによって、
普段何気なくやっていることに対しても、
様々な気づきが生まれるということです。
ひょっとしたら、
勉強しても、していなくても、
結果は同じであることもあるかもしれないけれど、
「こうだからこうなんだ」
と自分なりに理解できることは、
ビジネスの成功率を高めると同時に、
知的に楽しいことでもあります。
このメルマガではこれからも、
音楽家のあなたに役立つ経営学のエッセンスをご紹介していきます!
共に勉強し、
音楽が豊かに溢れる社会の実現に、
貢献していきたいですね。
それでは今日はこの辺で。
今号も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回配信をお楽しみに!
今日も素敵な音楽を奏でましょう♪
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