昨年秋あたりから、シューベルトが残した最後のピアノソナタ19番~21番に取り組んでいます。彼が死の直前に一気に書き上げたという作品。何かただならぬ気配を感じ、やってみたい!ということで弾いています。
19番はベートーヴェンの影響の色濃い作品と言われています。ちょって狂気の気配を感じる4楽章のタランテラは病みつきに!先日録画してきたので、YouTubeでご覧いただけます。
20番は、19番と打って変わって明るいイ長調。しかし、その2楽章はこの世で最も悲劇的とアファナシエフが書いているように、トラジックな音楽です。美しい3,4楽章は救いなのか、幻想なのか…
21番は、いろいろなピアニストの演奏を、ホールでも、録音でも聴きましたが、いつまでも聴いていたい、浸っていたい、そんな風に思いました。まだまだ取り組みが浅くて、これから感じ方が変わってくると思います。それも楽しみ!目標としては、次回のリサイタルで取り上げたいと思っています。
さて、この夏には、20番のソナタを上野の東京文化会館で弾きます。他の素晴らしいピアニストたちと、シューベルトのソナタ全曲を弾き繋いでまいりますので、ぜひ会場にお越しいただけたら嬉しいです。
ご予約は当HPお問合せページから♬ ご来場お待ちしております!

