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専門家同士の学び合いについて

KIMG0005 (360x640)こんにちは。おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。

本日配信のメルマガのテーマは

 

「専門家同士の学び合いについて」

 

でした。

専門家同士が学び合い、相互に専門性を高めていく必要性は、

今後の大多数の人の職業生活上、これまで以上にマストになってくると予想されます。

何故なのか。

 

■ 高度な専門性が求められる時代

これまで多くの企業内では、ゼネラリストと呼ばれる、

深い知識はないけれど、広く浅くいろんな分野のことがわかる人が重宝されてきました。

しかし、時代は変わりつつあります。

広く浅くではダメになりつつあるのです。

 

ひとつ例を示しましょう。

私は経営コンサルタントとして、時には自分が全く知らない業界(倉庫業など)についても、

依頼があれば経営診断をします。

そんな時、インターネットを使えば、その知らない業界についての基本的知識を、

非常に短時間で調べられます。

もともとその業界についてある程度知っている人と遜色ないレベルまで・・・

 

 

この例が示すように、

今ではオンライン上で様々な情報がオープンになり、

素人でもあっという間にそれなりのレポートが書けてしまう時代です。

そんな時代にあって、広く浅い知識は価値を持ちません。

そこで、これからの職業生活で本当に必要になるのは「高度な専門性」なのです。

 

■ 高度な専門性の習得に必要なのは「専門家仲間」

高度な専門性は、経験を通じた暗黙知を含みます。

これは、一人で孤立していては、得ることができません。

お互いの専門性を補完し合い、高め合える「専門家仲間」が必要です。

 

本日配信のメルマガでは、「専門家仲間」の例として大学の同級生を挙げましたね。

ロンドンビジネススクール教授 リンダ・グラットン氏は、

互いに高め合える「専門家仲間」の要件として、以下を挙げています。

 

  • 専門技能や知識がある程度重なり合っていること
  • 以前一緒に活動したことがあり、あなたのことを信頼していること

(参照:リンダ・グラットン著「ワーク・シフト」2011、305ページ)

 

大学や大学院といった教育研究機関は、これらの要件を満たす人を得るのに最適な環境です。

 

私は今、社会人大学院に通っていますが、

その同級生は、みな中小企業診断士を目指している点で専門技能や知識が重なっている一方、

バックグラウンドの違いからマーケティングに強い人もいれば、海外事情に明るい人もいるなど強みも多様。

そこで、「この分野についてはこの人にきけば助けてくれる。逆にこの分野なら私にきいて。」

という関係が出来上がっています。まさに私の「専門家仲間」です。

 

だからといって、「専門家仲間」を作る方法として、

大学や大学院に通うことしかないといっているわけではもちろんありません。

さて、

それでは一体どうしたら、「専門家仲間」を作ることができるのでしょうか。

 

■ 時間をつくる

上記の「専門家仲間」の要件を満たすためには、

相手と共に有益な経験を積んだり、互いの信頼関係を築くための、

まとまった時間が必要です。

 

普段分刻みで仕事に追われているような人は、

その点意識して、時間をつくる努力が必要でしょう。

 

世の中には、深夜残業を強いられるような職場にいながら、

曜日、時間を決めて自己研鑽の場へ出向くなど、

時間にメリハリをつけて活動しているビジネスパーソンも多数いらっしゃいます。

素晴らしいなと思います。

勇気がいるシーンもあるのだろうと想像されますが、しっかり自分軸を持たれているからできるのでしょうね。

見習いたいものです。

 

■ 自分が魅力的な「専門家」である

そして忘れてならないのが、

自分自身が相手にとって魅力的な「専門家」であることです。

それは、専門家仲間を惹きよせます。

 

でも・・・

そもそも、

 

あなたの専門性を周りの人に気づいてもらえなければ、惹きよせることができません。

そこですべきことは、

質の高い仕事をして、それを発信することではないでしょうか。

 

せっかく高度な専門性を持っているのに、

 

限られた学会内でしか発表しない、

レッスンのなかで弟子に伝えるだけ、

 

ではもったいない!

 

 

私は昨年、「音楽家のしごと塾」を立ち上げました。

ホームページを作り、ブログやメルマガを通じて発信を始めたところ、

多数の方々に、

 

「のじまはそういう考えを持っていたのか。こんなことをやっているのか。」

 

と認知していただけました。

 

そして、その方々の中の、同業であったり、同じ問題意識を持っている方から、

協力をいただいたり、逆に協力を求められるということがありました。

発信していなければ、こうしたことはなかっただろうと思います。

 

 

執筆、講演や、オンライン上での発信等を通じて自分の専門性を公にすることは、

社会に、有益な情報にアクセスしやすくなるというメリットをもたらすだけでなく、

 

「専門家仲間」を惹きよせ、

あなた自身の専門性をさらに高めることにつながる可能性を秘めているのです。

 

■ 次回メルマガ予告

最後になりましたが、

メルマガ「年収が10倍になる‼音楽家の仕事術」 次回配信日は、

2015年5月7日(金) です。

内容は目下構想を練っているところですので、届いてのお楽しみとさせて下さい♪

ゴールデンウィーク明けに、楽しい話題でお届けしますのでこうご期待!

 

それではまた!今日も素敵な音楽を奏でましょう♪

 

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