こんにちは。おんじゅく代表(=音楽家のしごと塾) のじま えみ です。
クラウドファンディング※を利用する音楽家が増えています。
※企業等と投資家とをインターネットサイト上で結びつけ、多数の投資家から少額ずつ資金を集める仕組み
私のまわりにも、クラウドファンディングで資金を募ってCDをリリースしたり、
コンサートを開催したりした友人が何人かいます。
ちなみに私、READY FOR?のホームページに掲載されていた成立済みプロジェクトを集計してみました。
(2015年12月19日~20日の2日間)
すると、音楽関連プロジェクトのうちクラシックに関するものは14件ありました。(全体の約14%)
内容については、コンサート活動等実演に関するものが最も多く70%、
次いでCD制作等録音録画に関するものが17%でした。
既に多くの音楽家がコンサート活動やCD等音源販売にクラウドファンディングを活用しており、
クラシック音楽家も例外でないことがわかりますね。
さて、そんなクラウドファンディング。
これから利用してみようと考えている音楽家が気になるのは・・・
「どんなプロジェクトなら成功するの?」
今日は、プロジェクトを成功に導く3つのPR上のポイントをまとめました。
■共感できるストーリー
まず大切なのは、共感を得られるストーリーであるかどうか。
多くの人は、(見返りを期待するというより)共感するから支援します。
プロジェクト内容が、
自分ゴトで終わっていないか?
赤の他人からみても興味の湧く内容か?
内容を今一度チェックしてみましょう。
■わかりやすい表現に
さて次に、
ストーリーが多くの人にほぼ直感的に理解されるよう、
できるだけわかりやすい表現にしてみましょう。
例えば、
ベンチャー企業を支援するA社は、事業提携のためのイベントを、
「大企業とベンチャー企業のお見合いの場」
と、誰もがスッとわかる表現でPRするといいます。
音楽家も見習いたいですね。
■「今」でなければならない理由を示す
最後に、プロジェクトを今やらなければならない理由を示すようにしましょう!
例えば、社会で注目されているような時事問題と結びつけるなど・・・
なぜなら、
たくさんのプロジェクトがひしめく中、べつに今でなくても良いものでは、訴求力に欠けてしまうから。
実際によく目にするのは、震災復興を訴えるものです。
「今困っている人たちがいる。だからこそ今このプロジェクトを成功させて彼らの助けになりたい!」
今自分が支援をしないと!!と相手に思わせることが、支援に一歩踏み出す動機となります。
■おわりに
いかがでしたか?
本稿が、クラウドファンディングの利用を考えている音楽家の、ひとつの参考になれば幸いです。
クラウドファンディングを成功させるためには、
実際には上記のことに加え、
獲得資金の使途が明確か
ソーシャル上の資産(友だちの人数、フォロワー数等)や、自分が所属するコミュニティーへのコミット力(エンゲージメント率))が有るかどうか
が重要なカギを握っています。
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それでは今日はこの辺で。
今日も素敵な音楽を奏でましょう♪